ミニ蓮や大型の大賀ハスなど、蓮(ハス)に興味がある方は多いと思います。
花も大変綺麗ですしね。

今回は、そのハスを種から育てる場合の各種手順を記載します。
ハスの種の植え付け時期は4月~5月と言われていますが、今回は6月初頭に行いました。



 

種の下処理



種を手に入れたので早速植え付け!といきたい所ですが、ハスの場合は必ず行わなければならない下処理があります。
それは、種の外殻を一部砕いて水を吸える状態にする処理です。

これをしないと発芽が困難になります。
有名な話で大賀ハスと呼ばれる大型のハスがありまして、このハスは2000年もの長期間種の状態で休眠していた実績があります。
そのくらいハスの種の外殻は外からの影響を跳ね返す力があるんです。

なので種を傷つけると言う下処理は必ず行いましょう。
早速種の下処理に入ります。

まずどこを削れば良いのか?ですが簡単です。
ハスの種にある乳首の様な突起が無い方を削ればOK

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ハスの種の下処理で調べるとヤスリで削ろうと言うの見ますよね?
正直に言います、ヤスリで削るのは物凄く時間が掛かりますし面倒です。

小さい種を力いっぱいヤスリで削るのは大変です。
実際にやりましたが、まぁ~キツイ…

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個人的な正解は剪定バサミですね。
ニッパー等でもOK

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やり方は簡単で、突起がない方を剪定バサミで挟み込んで力を入れると殻の先がパキッと割れます。
種が滑る場合はまず刃で傷をつけてガイドにすると良いですよ。

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するとこの通り外殻が割れるので下処理は完了です。
多少種の仁、中身が傷ついても大丈夫です!安心して下さい。
ヤスリだと時間がかかりますが、剪定バサミだと1個数秒で終了するのであっと言う間に下処理終了です。
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岡恒 剪定鋏

 

芽出しと植え付け



下処理が終了した種はそのまま植え付けてしまっても良いのですが、発芽不良が発生した場合判断がつかないと言った問題があります。
その為、水につけて発芽したものを随時植え付けると良いです。

適期ですと水につけて3日程度で発芽します。

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なぜ上記で多少種が傷ついても問題ないと言ったかと言うと、この通り芽は種が割れて中心部分から伸びて来るので隅が多少削れた程度では問題ないんです。

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それでは植え付けに入りましょう。
土は別に特別なものを用意する必要はないです。
ぶっちゃけ庭の土でもOK

土の中にマグァンプKを適量投入するだけで良いです。
マグァンプKは同居させたいメダカ等の魚にも無害ですからオススメですよ。

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ハイポネックス マグァンプK 中粒 1.1kg



用意した土にマグァンプKをササッと投入し混和して種を植え付けます。
植え付けたポットを好きな場所に配置すれば終了です。

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水面から芽が出てきました



更に2日経過しました。
一部は既に水面から顔を覗かせています。

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以上です。
更新をお待ち下さい。
また、下処理が面倒な方はあらかじめ処理している所から購入すると良いかも知れません。


ハス(蓮)の種


 

更新予定



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